実家を解体して土地だけ売るか、古家付きで売るか。費用と手取りの比べ方


更地のほうが買い手が見つかりやすい地域もあれば、古家付きのまま買取業者に売ったほうが手取りが残る地域もあります。解体費と、更地にしたあとの固定資産税の増え方を含めて比べるのが基本です。
こんなサインはありませんか
- 不動産会社に「更地にしたほうが売れる」と言われた
- 建物が古く、住む人はいないと思う
- 解体費をかけても元が取れるのか分からない
決める前に知っておきたいこと
住宅が建っている土地は、固定資産税の住宅用地特例で税が軽くなっています(200㎡以下の部分は課税標準が6分の1)。毎年1月1日の時点で更地になっていると、その年から特例が外れて土地の税が上がります。売れる前に解体すると、売れるまでの税が増えます。買主が決まってから引き渡しまでに解体する「更地渡し」の条件で売る方法もあります。
費用と手取りの比べ方(木造30坪の例)
| 売り方 | かかるもの | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 古家付きで売る | 仲介手数料・残置物 | 売却価格の3%+6万円+税、残置物10〜50万円 |
| 解体して更地で売る | 上記+解体費+滅失登記 | +解体90〜150万円、滅失登記4〜5万円 |
| 買取業者に売る(残置物ごと) | 手数料なし | 仲介で売る価格の6〜8割 |
※税込・目安。前面道路が4m未満・残置物が多い・アスベストを含む建材がある場合、解体費は上がります。相続した家(1981年5月31日以前の建築)を解体して売る場合は、3,000万円特別控除の対象になり得ます。正式な金額は査定と解体業者の見積書で確定します。
ご自身でできる確認
- 前面道路の幅と、道路に接している長さ(間口)を測るか写真に撮る
- 近所で最近売りに出ている土地・古家の価格を見ておく
- 課税明細で土地の面積と評価額を確かめる
解体して売るか迷う
中部・60代
ご相談
不動産会社から更地渡しを勧められた。先に解体すべきか。
窓口の対応
古家付き・更地・買取の3案を手取りで並べ、固定資産税が上がる時期をお伝えしました。解体の目安は解体の窓口で出しています。
